この記事を読んでいる皆さんは、こんなお悩みございませんか?
K-POPアイドルや韓国の俳優が話していることを分かるようになりたい…!
韓国ドラマを字幕なしで見れるようになりたい…!
翻訳アプリ無しで韓国旅行を楽しみたい…!
将来、韓国語を使ったお仕事に就きたい…!
と普段思っていてもなかなか一歩を踏み出すのって難しいですよね。
独学で韓国語を習得できるのか?
まず、何から始めていったらいいのか?
どのような順番でどうやって勉強していけばいいのか?
分からないことも多いと思います。
そこで今回、日韓ハーフであり、韓国語講師歴6年目の私が<初心者向けの効率のいい韓国語勉強方法>をお伝えできればと思います。
この記事を最後まで読んでいただき、第一歩を一緒に踏み出しましょう!!
■筆者プロフィール
Ron ・日本生まれの日韓ハーフ ・韓国語学院講師歴6年目 ・韓国語能力試験6級取得済み |
韓国語を習得しやすい理由
韓国語は日本人にとって、一番習得しやすい言語だと言われています。
その理由は、以下となります。
・日本語と語順が似ているので、文を組み立てやすい!
・漢字語があるので、単語を覚えやすい!
今後の韓国語学習に役立てることができるため、ぜひ、参考にしてみてください♪
・日本語と語順が似ているので、文を組み立てやすい!
まず、韓国語の語順は、一部の例外を除いて、ほぼ日本語と同じ語順です。
・日本語
<主語>→<目的語>→<述語>
私は 学校に 行きます。
・韓国語
<主語>→<目的語>→<述語>
나는 학교에 갑니다.
(nanun hakkyoe kammida)
英語にはない助詞も韓国語にはありますし、
語順の異なる英語とは違って、頭で文を組み立てやすいですよね!
・漢字語があるので、単語を覚えやすい!
さらに、韓国語には漢字語があるので、日本語と発音が似ている言葉がたくさんあります。
漢字語とは、漢字を元にして作られた中国由来の言葉のことです。
今は日本や中国で使われている漢字ですが、韓国も言語のルーツは、日本と同じ中国から来ており、漢字語は韓国語の約70%を占めるともいわれています。(残りの約30%は、固有語と外来語)
ですので、漢字を使った単語(熟語)がたくさん存在します。
例えば、‘‘動(どう)’’という漢字は、韓国語では、‘‘동(dong)’’と表しますが、それを使った単語がこちら↓
・動物→동물(dong mul)
・動詞→동사(dong sa)
・運動→운동(un dong)
・感動→감동(kam dong)
熟語の並びが同じで、発音まで似ているので、すごく覚えやすくありませんか?
そのまま韓国語の単語をどんどん覚えていくと、もし分からない単語が出てきても、熟語の並びと今まで覚えてきた単語の音から、分からない単語の意味を推測することだってできちゃいます。
上記は日本人の特権になるので、本当に嬉しいポイントですよね!
韓国語を独学するメリットとデメリット
韓国語を勉強するうえで、まず独学をしてみようと思っている方!
メリットとデメリットを理解しながら、自分に合った勉強方法を探していくことが大事です。ぜひ参考にしてみてください。
独学するメリット
・いつでもどこでも好きな時に勉強しやすい。
・費用を安く抑えられる。
・自分の好きな勉強方法・ペースで進めることができる。
独学だと、場所や時間、勉強方法やペースなどの制限がないので、自分の好きなように進めることができますね!
また費用もYOUTUBE動画などで勉強すれば、ほとんどかからないです。他にテキスト代はかかってきますが、比較的安く抑えることができます。
独学するデメリット
・独学だと、アウトプットの練習が難しい。
・正確な発音なのか、この解釈で合っているのか分からず、すぐ質問ができない。
・つい勉強をサボってしまう。
言語の上達はアウトプットがどれだけできるかによって、左右されます。独学でも習ったことを声に出すということを出来るだけ心がけましょう。
また質問や分からない点が出てくると思いますが、他の人もそこで躓いている人が過去にたくさんいると思います。ネットで検索して、先人たちの解決方法を参考にしてみてください。
デメリットも理解した上で、一度独学してみて、もしつまづいたらスクールに通ったり、都度受講できるレッスンを受けてみるのもいいと思います。
韓国語の独学に向いてる人とは?
韓国語を学習している方たちをたくさん見て、接してきた中で、以下の特徴がある方は上達が早いと思います。
・普段から韓国語を日常に上手く取り入れることができる人
・計画的に継続的に勉強を進めることができる人
・壁や問題にぶつかっても自分なりに落とし込んで、前へ進んでいける人
ぜひ韓国語学習の際に、意識してみてください!
・普段から韓国語を日常に上手く取り入れることができる人
どれだけ日常の中で、いかに韓国語に触れられるかによって、やっぱり上達速度は違います。
あまり勉強勉強と集中しすぎると、時には疲れてしまうこともあるかと思うので、ドラマを見たり、K-POPを聞いたり、好きなことで楽しみながらしていくことが重要です。
あまり勉強してると思わずに、SNSで趣味として見てたら、勉強になっていたという方が上達も早いですね。
・計画的に継続的に勉強を進めることができる人
今日はこれだけする!というタスクを決めて進めたり、15分でもいいから1日の中で、少しだけでも進める!という風に、自分なりのルールを決めて進めることのできる方はやはり上達が早いです。
言語の習得は、そんな簡単に出来るわけではないので、根気強く継続していくことが大切ですね!
・壁や問題にぶつかっても自分なりに落とし込んで、前へ進んでいける人
やはり日本語と似ていても、違う言語なので、日本人からしたら理解できないということも実際多いです。
また初級は難なく進められても、中級に入っていくとすごく難しくなったということもあるあるですね。
自分なりに解決方法を見つけていって、それでも納得ができなければ、一旦わざとその問題から離れてみて、少し勉強が進んでから、あとで見返すと理解が深まっているということもあります。
一旦まあこんなものなんだと大枠だけ理解することも時には必要です。
韓国語を話せるようになったら、何がしたい?
皆さんは、韓国語をなぜ学びたいのでしょうか?
学んだ後は何を成し遂げたいですか?
韓国語学習において、つまづいた時に思い出すことでまた頑張ろうと思えるので、皆さんも一度考えてノートに書き出してみてくださいね。
私が韓国語を話せるようになって良かったと思う点は、以下です。
・日本にはない考え方や表現、文化や知識を学べて、視野が広がる。
・韓国旅行に気軽に一人でも行ける。
・ドラマや映画を字幕なしで見れる。
・好きなアイドルや俳優の言っていることをそのまま聞き取れる。
・仕事の幅が広がり、就職や転職が有利になる。
・言語が一つできることで、自信がつく。
・現地の人と話したり、友達ができたり、交流の場が広がる。
時間はかかるけど、言語を学ぶことは素晴らしいことだし、韓国語を勉強していて、本当に良かったと思います!
まずはこうなりたい!こうしたい!という目標や目的を明確にもって、勉強していくことが重要です。
どの勉強でもいえることですが、目的が曖昧だと、途中で挫折しやすかったり、モチベーションが続かなかったりします。
また目標や目的が具体的であれば、あるほどいいですね!
韓国語を身につけるまでの期間
どれくらいの期間で習得できるのか気になりませんか?
人によって、身につけることができた!という出来具合の感覚はそれぞれ違うと思うのですが、学習計画を立てるのに役立つと思うので、下記期間を参考にしてみてください。
【週に2~3時間程度 勉強した場合】
・ハングル:約1か月
・初級:約半年~1年
・中級:約1年~2年
何かを習得する時、1,000時間費やせば、初心者ではなく、中上級レベルに達するといわれています。まずは50時間、次に100時間から一歩ずつ始めてみましょう!
いつまでに、いついつまでにこれを終わらせるという計画を最初に決めて、それ通りに勉強していくのもいいかと思います。
効率がいい韓国語勉強の進め方(初心者向けの5STEP)
初心者向けの勉強の進め方は以下となります。
この順番で勉強を進めていくと、挫折しにくいですし、効率よく進めていくことができます!
STEP.1 ハングルを読めるようにする。
↓
STEP.2 連音化と濁音化の発音ルールを学ぶ。
↓
STEP.3 いろんな単語を読んで、書いてみる。
↓
STEP.4 初級文法をフレーズごと覚える。
↓
STEP.5 リスニングやディクテーションを練習する。
STEP.1 ハングルを読めるようにする。
ハングル文字は、大きく分けると、【母音、子音、パッチム】というものに分かれます。
また母音が2つ以上重なった【二重母音(複合母音)】や、パッチムが2つ重なった【ダブルパッチム】というものもあります。
・母音 10個
・子音(平音・激音・濃音)19個
・二重母音(複合母音)11個
・パッチム、ダブルパッチム 28個
の組み合わせを読めるようにすれば、まずOKです。
ハングルのYOUTUBE動画などで発音を聞きながら、ハングルのテキストや表で勉強していきましょう!
また、ハングル文字を日本語に置き換えて覚えるより、個人的にアルファベットに置き換えて、ローマ字読みで覚えていくことをおすすめします。
例:가→か ✕
가→ka 〇
STEP.2 連音化と濁音化の発音ルールを学ぶ。
ハングルが読めるようになったら、連音化と濁音化という発音ルールを学んでいきましょう。
・連音化…パッチムの文字の後ろに、母音の子音【ㅇ】が来る時、繋げて発音するルール
(英語の、Time isをタイムイズではなく、タイミーズと読む現象と少し似ています。)
・濁音化…【ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ】の4つの子音は、2文字目以降に来ると、濁って発音するルール
(日本語の、空はそらと読み、青空はあおぞらと濁って読む現象と少し似ています。)
他の発音ルールもありますが、一旦最初はスルーして、慣れてきてから勉強したらOKです!
STEP.3 いろんな単語を読んで、書いてみる。
連音化と濁音化を学んだら、いろんな初級の単語を読んだり、書いたりしてみましょう!
ここは意味を覚えるというより、‘‘正しい発音で読む!’’を意識していけば大丈夫です。
YOUTUBEで‘‘韓国語 初級 単語’’と調べれば、いろんな単語が出てきますし、音も聞けます。
また、読み間違った単語や、読みにくい苦手な単語が出てくると思いますが、ピックアップしておいて、その部分のハングルを復習しましょう!
STEP.4 初級文法をフレーズごと覚える。
単語を読むことに慣れたら、初級文法を学んでいきましょう!
自分が勉強しやすそうな初級文法のテキストを1冊準備してください。
文法は、‘‘その文法とよく一緒に使う単語’’ と一緒にフレーズごとに覚えていくのがおすすめです。
まずは韓国語の文章を読んで、日本語の文章に訳していく練習をしていくことになると思いますが、最終的に必要となることは、頭で浮かんだ日本語の文章を韓国語の文章に訳すことです!
文法を学んだあとに、習った文章の日本語訳だけを見て、なんとなくでも韓国語の文章に訳すことができれば次の文法を学ぶように進めていきましょう。
STEP.5 リスニングやディクテーションを練習する。
初級の文法を一通り学んだら、その文法を使ったフレーズの音に慣れていきましょう!
テキストにリスニング用のCDやMP3がついていれば、それを聞いて練習しましょう。
YOUTUBEで‘‘韓国語 初級 リスニング’’と調べれば、動画でも練習することができます。
最初は早くて聞き取れなくても、その文章を文字で見てから、もう何回か聞くと、自然と聞こえてきたりします。どんどん聞いて、耳にリズムや発音を慣らせることが大事です。
また、ディクテーションもすごくおすすめです!
ディクテーションとは、聞こえてきた音を書き取ることです。
韓国語は実際聞こえた音と、その音を文字で表したものが違うことがあります。日本語も雰囲気と書いて、ふいんきと読みますよね。それと同じような感じです。
上記は音を文字で書けるようにする為、韓国人も幼い時にみんな練習する方法です。
おすすめしない勉強方法
結構やってしまいがちなのですが、可能な限り以下の勉強法は、避けていきましょう。
勉強方法で悩んでいる方もぜひ参考にして下さい。
・ハングルでフリガナをふる。
・日本語との違いばかりを気にする。
・ハングルでフリガナをふる。
ハングルにフリガナをふってしまうと、クセがついてずっとフリガナをふるようになり、そうするとふりがなを読んでしまい、いつまでもハングルが読めません。
また、発音も日本語っぽい発音になってしまいがちです。どうしてもというなら、最初だけふるようにしたり、アルファベットでふるようにしましょう。
・日本語との違いばかりを気にする。
日本語との違いを理解することはもちろん大事なのですが、あまり文法の細かい所を気にしすぎると、ペースも遅くなり、話すのに時間がかかってしまいます。
似ているけど、違う言語ということを理解しながら、時には違いを認めて、こんなものなんだと一旦軽く理解することも大切です。
早く習得できるコツや工夫
韓国語を勉強していく上で、早く習得できるコツや工夫を8つお教えします!
私も実際に取り組んできたことですので、皆さんの学習においても力になるかと思います。
是非真似してみてください♪
①身の回りのものに韓国語の単語を書いたシールやふせんを貼る。
例えば、冷蔵庫には”냉장고”(neng jang go)と単語を書いて、貼っておきましょう。
それを見た時や使う時に、単語を日常で思い返すことができます。もうシールを見なくても言える!書ける!というものは、ものから剥がしても大丈夫です。見た時に口に出せるとさらにいいです。
②単語は、イメージで覚える。
人はイメージしたものを言語言葉に変えて、話しているので、できるだけイメージや画像で単語を覚えるようにしていきましょう。絵が多めの単語帳やテキストを買うといいですね。web検索欄で単語の意味を調べる時も、画像検索がおすすめです。
③韓国語のキーボードを携帯に入れる。
韓国語をいつでも打って練習できるようにしておきましょう。慣れてきたら、携帯の言語設定を韓国語に設定して使うのもいいです。
④1行でもいいから、日記を書いていく。
ノートでなくても、携帯のメモ欄でもいいので、1日感じたことや起きたことを書いてみましょう。書き終わった後は、必ず声に出して読んでくださいね。日付も書くと、数字も読む練習にもなります。
⑤5mmマス方眼ノートを使って、韓国語を書く。
ノートを買って書く練習をしたい方は、5mmマス方眼ノートがおすすめです!
韓国語には文字と文字の間を空けて書く”分かち書き”と呼ばれるものがあります。横線のノートでは、どこで空けているのかぱっと見て分からないですが、方眼ノートなら1マス空けてるのが、すぐ分かるし、1マスに韓国語がぴったり綺麗に書きやすいです。
⑥もう内容を知ってる物語や童話を韓国語で聞いてみる。
Youtubeやネットで、世界共通の物語や童話の韓国語ver.を探してみるといいです。分からない単語や文法が出てきたら、調べて勉強していきましょう。
⑦自分のスケジュールや時間割を韓国語で作成してみる。
生活の中で自分がよく使う単語を覚えることができます。よく見るものなので、生活の中に取り入れやすいです。
⑧フレーズを聞いて真似する。
何らかの韓国語フレーズの動画を見ながら、聞いたものをそのまま真似して、声に出してみてください。
それを録音して、発音を聞き比べてみるのも客観視できておすすめです!慣れてきたら、ディクテーション(聞いたものを書くこと)もしてみましょう。
テキストの選び方やおすすめのテキスト
テキストで重要だと思う点を以下にまとめました。
これから学び始めようと思っている方、ぜひテキストを選ぶ際に参考にしてみてください。
・文法とその文法でよく使う単語がセットで学べるもの
・リスニングやライティング、リーディングがまんべんなく学べるもの
・絵が多いもの
・出来れば、カラーのもの
・出来れば、リスニングができるCDやMP3など音声資料がついているもの
おすすめのテキスト
①カナタKOREAN初級1
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価格:税込 2,750円
出典:カナタKOREAN初級1
②できる韓国語初級Ⅰ
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価格:税込 2,200円
出典:できる韓国語初級Ⅰ
まとめ
・日本人にとって本当に学びやすい言語なので、少しでも習って見たいと思っている方は、ぜひ挑戦していただきたいです。
・きちんと目的を持って、上手く日常に韓国語を取り入れ、楽しみながら継続して学んでいきましょう!
・とにかく言語の上達は、アウトプットをどれだけするかにかかっているので、独学でも口に出すことを意識して学んでいくことが上達の近道になります。
今回は、初心者向けの効率のいい韓国語勉強方法について、お話しました!
習ったことを韓国旅行などで実際使ってみて、それが伝わると、身について一生忘れなくなります。そこが言語を習っていく上での醍醐味になってきますね。
その場の状況と合った言葉を使えると、思い出と一緒に記憶に残るし、自分のものにできます。その積み重ねでどんどん成長していくと思います。
まずは初心者の方は、ハングルの勉強からぜひ一歩踏み出してみましょう!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう♪
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